◆ 木版画作家 田村洋子 オフィシャルサイト ◆
7/10〈 NEWS 〉更新♪
季節ごとに木々の色を変え、雲の傘を被ったり、近くに見えたり遠くに見えたり。
四季やお天気によっていろんな顔を見せてくれる。
遠くに出かけた時は、この街に帰ってきてあなたを見るとホッとします。
いつも見守ってくれて有難う。
2019.3
自宅の庭で野菜や花を育てる中で、植物の生命力の強さや不思議さを日々感じています。
そして、その強さや不思議さが隠れていそうな見えない土の中や知らない時間をよく想像します。
この作品は夕暮れ時。人や動物がそれぞれの家路につく頃。
土の中のような、空のような、海のような。
森だと思っていたのは、カブの葉っぱ?
不思議な世界が入り混じる中で、みんなが共存している。
そんな不思議であたたかなイメージです。
2020.4
落ち葉舟の行方 600×900mm
Night talk 600×900mm
レンコンの穴を不思議に思ったり、
カブのぷっくりとした白さにうっとりしたり、
落ち葉の裏についた種に驚いたり、
生命の不思議や力強さが毎日にあふれている。
それらに触れたとき、心がざわめき、ときめく。
そしてそれらを包む世界を想像し、
心に引っかかった言葉や音楽、情景を画面の上で組み合わせ、
物語を創り出す。
木版画の淡く柔らかな風合いと、偶然性、想像とのズレを楽しみながら。
2018.4
ambient 450×600mm
私にとっての〈 ambient 〉〈 環境音楽 〉の様な作品を作りたい。というシンプルな気持ちから出来上がった作品。
心地よいモチーフに心地よい色とリズム。
水の中なのか、夜の風景なのか。
静かな空気の中に生命のざわめき。
『自分の羽と同じ色のヤツが飛んできたよ。
仲間かな。。。』
耳をすますと、そんなつぶやきが聞こえてきそう。
2019.8.13
トキヲシノブ 450×600mm
人や植物、その他の生き物、自然界にはそれぞれに流れる時間があります。
私は自分の時間ではない時間を想像します。
人間の世界の騒々しさから離れた、静かでゆっくりと、時には速く力強い時の流れなのだろうと。
その流れに少し身を置いて作品を作っています。
2014.8
evening glow 450×600mm
私は毎日、庭に出る。
そこにはリアルな時間が流れている。
昨日よりキュウリの苗が伸びている。
つぼみだった花が咲いている。
スズメやヒヨドリが遊びに来る。
花びらが落ち、種ができる。
そして毎日キッチンに立つ。
レンコンの穴を数えてみる。
ピーマンの種の付き方をおもしろがる。
オレンジの分厚い皮に爪を立てて、そこら中に香りを漂わせる。
生命の力強さや不思議が毎日にあふれてる。
その魅力やおかしさを木版画という木を媒体とした技法で淡く、柔らかく表現していきたい。
2013.5
morning river 450×600mm
生命の神秘や摩訶不思議な色やカタチ
よく見ないとわからないけど、よく見るとすごい
そんな動物や植物たちをさらに私のレンズを通して観察し、そこに日々の生活の中で小さなささくれのように引っかかった言葉や音楽、情景をコラージュするように画面をつくっています。
誰も気づかない、へんてこで穏やかな世界・・・
2011.2
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